寺子屋教室 仏像彫刻講座
仏像彫刻講座 -ご挨拶-
本光寺では文化活動の第四弾として、仏像彫刻講座を平成23年9月から開講しました。
彫刻するといっても、ただ木を彫るだけでなく、仏像という形のあるものを彫刻しながら、自らの境地を無にして、煩悩を払い落とします。
無の心から有の仏像を彫刻するだけでなく、日頃の喧騒とした時間を忘れ、仏像彫刻の中に自分を見出せる時間を刻めます。
図工ではなく、自分を見つめなおしませんか。
きっと素晴らしい時間になると思います。
自分を見つめなおしたい方や無の境地で仏像に向き合いたい方など一度参加してみてはいかがでしょう。
第三十五世住職 尾藤宏明 合掌
鈴木謙太郎先生 -挨拶-
初めまして、仏像彫刻教室の鈴木謙太郎です。私は子供の頃から“もの”を作るのが好きで、工作教室に通っていました。伝統工芸の欄間の彫刻を学び、仏像彫刻を経て、木の知識・技術を学んできました。
仏像彫刻が木材加工と違う点は、彫刻する木の中に自分の仏様がいるということです。自分の煩悩・迷い・疑い・戸惑い等は、仏様の回りに付いている木屑です。木を彫刻刀で彫り、じっくりと木屑を取り除いていけば、自分だけの仏様に出会えるのが仏像彫刻です。この教室では自仏に出会うご協力をさせていただきます。
木彫りの初心者の方がほとんどで、無心になって作業をしたり楽しくおしゃべりしたりと気長にゆっくり進んでいます。見学は自由ですので、仏像や彫刻にご興味の御有りの方はお気軽にお越しください。
仏像彫刻講座 -詳細-
本光寺 仏像彫刻講座 | |
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先生 | 鈴木謙太郎 |
開講日 | 毎月第3月曜日 毎月第1・3土曜日 |
開講時間 | 午後1時~4時 |
月謝 | 4,000円(月1回) 8,000円(月2回) |
作品展 | 毎年5月8日~6月初旬 |
入学金はありません。
見学希望の方はご予約ください。
体験希望の方はご予約ください。(体験教室無料)
講座のお問合せ、参加希望はこちらのフォームよりご連絡ください。
心穏やかに自分と向き合いながら仏様をお迎えする 仏像彫刻の目的 3か条
念入りに
焦らない
四角い木から立体を彫り出すというのは非常にパワーがいることです。
一体を彫りあげるのにとにかく根気が必要です。
根気が無いという方は最高の訓練になる事でしょう。
ただ早く作るのが目的ならば機械を使いノミとハンマーを使う事です。
慣れていないうちから機械やノミを使い、焦って早さを求める代わりに自分自身がケガをするリスクが高まります。
欠けたり削りすぎたりして木の中の仏様にもケガをさせてしまいます。
それでは仏様を彫るのに穏やかな気持ちにはなれません。
ただの木工とは違う仏像彫刻をしているのですから焦らずゆっくりと、木の中にいる仏様のホコリを取り払う掃除をしていくという感覚が必要です。
比べない
仏像彫刻は互いに評価し合う事や優劣を決める事はありません。
あの人の方が後から入ったのに私は遅れているとか全く気にすることはありません。
完成する仏様よりもそれぞれが彫っている時間が大事です。
またこの教室に来ている方は年齢、性別、肩書きは一切関係ありません。
仏様を自分で彫ってみたいという同志であり仲間です。
わからない事があったら隣近所に聞いてみましょう。
みんな先輩であり後輩でありますので、教えていただく方は得るものがあり、教える方は再確認して得るものがあるでしょう。
教える方は惜しみなく教えてあげてください。互いに高め合うことが出来ます。
最近の教室風景
丁寧に対応させていただきます
- 心より感謝申し上げます
- 千葉県は千葉市、市川、船橋、浦安、松戸、鎌ヶ谷、八千代、習志野、四街道、市原、茂原、成田、佐倉をはじめ、関東だけでなく全国からのお申込みがあります。
- ご参詣お待ちしております
- 【千葉県】
市川市・松戸市10分、船橋市・鎌ヶ谷市20分、柏市・千葉市・流山市・浦安市・習志野市・八千代市・我孫子市30分、成田市・佐倉市・市原市・東金市・山武郡40分。
【千葉県ほか】
江東区30分、葛飾区・江戸川区40分、杉並区・板橋区・足立区60分、世田谷区・練馬区75分、大田区・町田市・八王子市90分。
越谷市35分、草加市40分、春日部市45分、さいたま市・川口市50分、川越市65分、所沢市70分。
取手市35分、つくば市50分、牛久市55分、土浦市70分。
川崎市60分、横浜市75分、鎌倉市・藤沢市90分。
念という字を分解してみますと今に心と書きます。
仏像彫刻はまさに彫っている瞬間に気持ちを入れて彫るということで念が必要です。
教室では始めに図をしっかり測って描く事、写真や見本をしっかり見ながら彫る事、最後の仕上げを丁寧する事を常に言っておりますが、一言でいえば「ここは念入りに」ということです。
念入りに作業をするということは他のことを考えず一心に仏像に向かい合うことです。
一心に彫れば日常の悩み、心配事は少なくとも彫っている時間の中では無くなっています。
念入りに彫られた仏様はどんな名作にもない心が込められていることでしょう。