用語集

彼岸とは…

3月の「春分の日」は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として、「国民の祝日」になっています。仏教では、「春分の日」を中日とする7日間が「春の彼岸」です。

9月の「秋分の日」は、「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ日」として、やはり国民の祝日になっています。「秋分の日」を中日とする7日間が「秋の彼岸」です。

彼岸の最後の日を「結願(けちがん)」といいます。また、「岸に結ぶ」という意味で、「結岸」という地域もあります。

彼岸というのは「かなたの岸」で、これに対して我々のいるのは「こちらの岸」と書いて「此岸(しがん)」といいます。かなたの岸の「彼岸」は悟りの境地であり、こちらの岸の「此岸」は、煩悩(迷い)の世界であります。

仏教において、お彼岸の本来の意味は、悟りの境地に到達することであります。

お彼岸の7日間、一生懸命に修行し、煩悩(迷い)を払いましょう。

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