用語集

宗派(しゅうは)とは…

宗派とは、お釈迦さまの説かれた教えを俗に仏教と称していますが、その仏教の派閥のことです。

簡単に表現すると、仏教が大木の幹で、宗派が枝です。仏教は、インド、中国、朝鮮半島、日本へと伝えられ、仏滅後2500年もの間に枝分かれして無数の宗派が誕生したのです。

ちなみに、日本では、奈良時代の南都六宗(三論宗と法相宗と成実宗と倶舎宗と律宗と華厳宗)、平安時代の天台宗と真言宗、鎌倉時代の浄土宗と浄土真宗と時宗と臨済宗と曹洞宗と日蓮宗、以上の宗派が成立しています。

宗派には帰依するべき三宝があり、それは仏・法・僧です。「仏」とはお釈迦様、「法」とはお釈迦様の説いた教え、「僧」とはその教えを弘めた宗祖のことです。日蓮宗で言うと、「お釈迦様」・「法華経」・「日蓮聖人」です。

残念なことに、ほとんどの日本人が先祖代々受け継がれている宗派や三宝を認識しておりません。実に、悲しいことであり、恥ずかしいことです。

初対面の挨拶で、日本人が「あなたの血液型は何ですか?」と聞くのに対して、外国人は「あなたの宗教は何ですか?」と聞いてきます。世界において、宗教や宗派というものは、その人を理解するのに重要な判断材料なのです。現在、日本では国際人になるために様々な教育が行われています。しかし、きちんとした宗教や宗派を持っていなければ、国際社会では通用しません。何故なら心の弱い人間だと判断されるからです。

人間は弱い存在です。一人では何もできません。この世の中において、大勢の方々が精神的にストレスを感じ、心を病んでいます。その方々のほとんどが宗教や宗派を持っておりません。

これを機会に、あなたの宗派と三宝を再確認しましょう。そして、宗派や三宝を信じることによって、家族や自分が守られているということを感じましょう。そして、心の強い人間に生まれ変わりましょう。

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