平成21年06月01日
成仏「上野尼御前御返事」
現在の肉身のままでただちに成仏する、これが即身成仏(現身成仏、現生成仏、一生成仏ともいう)。
日蓮聖人の教説は、唱題受持によって成仏を決するので唱題成仏、受持成仏ともいう。
「蓮華と申す花は菓と花と同時なり」と花果同時の特性を述べるが、一般には「前華後菓と申して華は前、菓は後なり」。しかし蓮華は同時。
このことにこと寄せて、即身成仏の法門をあかし、法華経信仰は、華果同時の蓮華のようであるといい、あるいは音と響きは同時であるようにと、譬話を重ね、法華経信仰、唱題による凡夫即身成仏の証明を簡明に、また卑近に日蓮聖人は明かされる。

成仏は死んでからの話ではありません。現在の心によるのです。あなたの心は地獄ですか。仏ですか。

地獄の心で死んだならば行き先は地獄です。仏の心で死んだなら行き先は仏、つまり成仏できるのです。

どうぞご安心ください。例え、今、地獄の心であっても、法華経を信仰し、お題目をお唱えすれば、誰でも仏の心になることができます。成仏することができるのです。

亡くなられた死仏(しにぼとけ)の成仏も大切です。しかし、生きている生仏(いきぼとけ)の成仏も大切なのです。
上野尼御前御返事