戒名料(かいみょうりょう)とは…
戒名料とは、戒名授与のお布施です。本来、戒名料は存在しませんでした。
何故なら、戒名は生前に授与されていたからです。仏教の教えを守るという誓約、日蓮宗では、お釈迦様、法華経、日蓮聖人の教えを守るという誓約の証しとして戒名が授与されていたのです。
現在でも、本光寺では生前戒名を授与しています。勿論、戒名料はいただきませんが、誓いの言葉の証明として、本光寺の年間行事(12回)に参拝していただきます。
しかし、家が遠くて年間行事に参拝できないという方もいます。そういう方々は、本光寺にいくらか寄付し、違う形で貢献されています。これは、誓約しながら参拝できないというお詫びの気持ちだと思います。
現在、死後に戒名をつけるのが一般的であります。その際の戒名料も、元々はお詫びの気持ちによるものだったのでしょう。
「故人は、誓約もしませんでした。お寺にも参拝しませんでした。にも関わらず、お戒名を授与していただき有難うございます。お詫びと感謝の気持ちとして、いくらか寄付させていただきます。」という喪主と遺族の純粋な気持ちだったのでしょう。
現在、戒名料が高いという問題があります。それは、戒名料が適正でない、もしくは喪主や遺族が戒名の歴史を理解しておらず、お詫びや感謝の気持ちがなくなってきたという証拠です。
この問題は、檀家制度、世襲制度により布教を怠ってきた寺院の責任もあり、核家族化により宗教と信仰の継承がされなくなった社会にも原因があるでしょう。
また、安い戒名料を売りにして、生前戒名をビジネスにしている所もあります。顧客獲得のための営業窓口であり、ビジネスそのものです。上手い話には必ず裏がありますので、その点を理解してお申込みください。